エヴァとお別れしてきました。
2021年3月8日、待ちに待ったこの日がやってきました。
そうシン・エヴァンゲリオンの公開日です。
期待と少しの寂しさを抱えつつ、公開日当日の朝に観に行きました。
高校生の時にエヴァの新劇場版の序と破を見たのが始まりでした。そこからTV版、旧劇と復習していくにつれてその世界観にどんどんハマっていきました。
考察される方もよくいらっしゃいますが、自分はライトなファンなので細かい用語やストーリーは完全に理解しようとはしてません。世界観、それぞれのキャラクター、機体、ライトなファンでも楽しめる要素がいっぱいあるのも魅力です。あと考察がいっぱい出ていることからわかるように、観る人によっていろんな見方、解釈ができ、それが永遠に尽きないのがエヴァの魅力なんだと思います。
エヴァに関する思い出や魅力はこのくらいにして、いよいよシン・エヴァンゲリオンの感想に参りたいと思います。
ここから先、多少の内容のネタバレはありますが、先ほどもいったように私はライトなファンなので考察するほど踏み込んだ話はしませんしらそこまで頭は良くありませんのでそういった方には内容はかなり薄いと思いますのでご了承ください。
まずあれだけ散らかっていたQからどのように話が展開するのかと思っていたら、往年のキャラクターが出てきたり、派手な戦闘シーンだったりと導入はわかりやすい内容で少し驚きました。同窓会のような雰囲気ですごく和やかな気持ちになりました。でも物語が進むにつれてかなり複雑になっていって、最後はさすがエヴァだなという印象ですね。
正直、話はまとまりがなかったし、これで終わりかと思う人もいるかもしれませんがそれ込みでエヴァだと思うので自分は割と納得してる終わり方です。
今作に関してはそれぞれのキャラクターに明確に見せ場があって、そこに自分はグッときたし、一番寂しさを覚えた部分なのでここからはそのあたりを詳しく話します。
(シンジ)
まず冒頭30分くらいはいつものように絶望しまくってて正直イライラしました。このあたりがまだシンジは子供なんだよなと感じました。
でも物語が進むにつれて、シンジがどんどん大人になっていく過程というのがわかってきます。特に拒絶していたゲンドウやミサトと再び向き合うシーンはグッときました。
そして最後のシーン、大人のシンジは違和感しかありませんでしたが、あのシーンを見た時に私たちも大人になってエヴァから卒業しないとなと強く思いました。おそらく卒業しなさいというメッセージをシンジを通して庵野監督は伝えたかったのでしょう。すごくグッときました。
(レイ)
物語の前半はレイのクローンの心情の変化がすごくグッときたのですが、やはりオリジナルのレイが見たいというのはありました。そんな私の気持ちを察してくれたのか、後半にオリジナルのレイが出てきてくれた時に本当に嬉しかったです。
(アスカ)
個人的な事を言うとエヴァで一番好きなキャラはアスカです。なのでケンスケとのカップリングは不満しかないです。カップリング論争をあれこれ考えるとキリがないのでこのくらいにします。使徒化のくだりはカッコよかったんですけど、またアスカが不幸になってしまって悲しかったです。式波は惣流に比べると、孤独が根底に描かれてて、親の呪縛やパイロットとしての劣等感が描かれてる旧劇よりは自分は好きでした。あと今作で過去形ではありますが、シンジとアスカが思い合っていたのがわかって満足です。
(カヲル)
一番謎のキャラだし、シンエヴァ観ても謎は深まるって感じですねー。でも一言いえるとしたらこのキャラクターは本当にシンジへの思い、愛だけで動いてるんだなーと思いましたね。
その愛ってLOVEとか超えたものなのかなとも思いました。
(ミサト)
Qでの横暴っぷりから一気に嫌いになったミサトさんですが、今作では見せ場がいっぱいありました。QでDSSチョーカーのスイッチを作動させなかった時に、まだシンジに対する愛情が残ってたんだなと思っていましたが、残っているどころか愛に溢れてましたね。加持との子供も出てきますが、今作ではミサトさんとシンジの方がよっぽど親子してましたね。
そしてミサトさんとファンとの別れのシーンがありましたが、個人的には一番グッときたシーンがそこですね。
まぁミサトさんが良キャラのまま終わって本当によかったです。
(マリ)
一番見せ場があったのがマリな気がしますね。
今まではどういうキャラなのかいまいちわかりませんでした。今作でも謎は残ったままなのですが、キャラの全体像はかなりわかったと思います。マリの戦闘シーンはかなり多かったのですが、どれもすごくカッコよくて一気に好きになりました。最後のシンジとのカップリングも新劇は新参者が終わらせるっていう点ではいいんじゃないかなと思いました。
(ゲンドウ)
一番孤独だったのはこの人かもしれませんね。
ただ純粋な願いのために闘う姿は、僕の大好きな仮面ライダー龍騎を彷彿とさせます。
でも冷酷に見えるこの人の根底にある部分が愛だとわかったのはよかったです。
まとめ
自分はQが公開する前くらいから見始めたので、この8年間をファンとして待っていたのですが、この8年間の時間というのが本当にかけがいのない物なんだなと観て強く思いました。
多分、この楽しみにしていた時間というのは今から見始める人には味わえないだろうし、観終わった後の感動は他の人には味わえないと思うので本当に良かったと思います。内容は色々言いたいことはありましたが、それを取っ払うくらいのエヴァへの感動と感謝しかありません。
初日に観にいけたというのは一生の財産です。
でも私はエヴァからは卒業しません。これからもエヴァを観て、話して楽しませていただきます。
今まで楽しませてくれてありがとう。
これからもよろしくね。
2月の振り返り 音楽編
今年から毎月、趣味に関する振り返りをブログでしたいと思います。とりあえず当面は漫画と音楽の振り返りをして、余裕があればプロレス等のその他の趣味についても話せたらいいと思ってます。
一月の好きな音楽や漫画も一応メモってありますが、なかなか忙しくて発表する機会がなかったので、とりあえず2月の分を先に振り返って、余裕があるタイミングで一月も載せれたらいいと思います。
まずは音楽の振り返りを行いたいと思います。
(アルバム編)
好きなアーティストの新譜でいうと、ミレパとずとまよ、DISH//の新譜が出ました。
この3組の中で一番素晴らしかったと思ったのは、DISHのアルバムです。スタンダードなロックナンバーが多いのですが、メロディが本当に素晴らしくて、空きが来ませんでした。
ミレパはとにかく完成度が高い作品でアルバムの統一感が素晴らしかったです。ずとまよも素晴らしかったですが、新録の曲の中でシングル級の曲があるのを期待してましたが、そんなになかった印象です。
その他のアルバムでいうと、ビーバー、インディゴ、MAMAMOO、XⅡX、ヒトリエが良かったですね。
特にビーバーはキャリアハイといっていい内容でしたし、ヒトリエはこんなに幅のあるバンドなのだと驚くことができたアルバムでした。
(曲編)
なんといっても星野源の創造じゃないでしょうか。あんなに曲の中に遊び心が入ってて、楽しむことができるものはなかなかないんじゃないでしょうか。星野源のエンターテイナーとしての本質が見えた作品でした。
BUMPも結成日にFlareをリリースしました。BUMPはアコースティックみたいに音数が少ない曲だと、より曲がストレートに聴こえてくるんですよねー。今回も沁みたなー。
衝撃的な作品といえば、かまってちゃんの「僕の戦争」
あの不気味感が進撃の巨人とすごくマッチしているし、曲単体で聴いてもインパクトが強いから耳から離れないんだよなー。
あと2月はソロアーティストの新曲も目立ちました。なんといっても大森元貴のソロデビュー。ミセス はエレクトロやEDM寄りのサウンドが多い気がするんだけど、ソロの曲はそこまで音数は多くない気がします。だからより歌の力がストレートに伝わってきます。BUMPもそうでしたが、歌がストレートに伝わる曲が自分は好きなんだと思います。
その他のソロアーティストでいえば、和ぬか.Vaundy.あいみょん.アイナ・ジ・エンド.香取慎吾の曲が良かったので良かったら聴いてみてください。
以上、2月の音楽の振り返りでした。
漫才の定義とは?
M-1グランプリ2020が終了しました。去年が過去最高の大会だっただけに、今年はレベルが低いと感じたひとも多かったのではないでしょうか。私も面白いとはおもいましたが、やはり去年と比べるとレベルが落ちるのではないかというのが正直な感想です。
マヂラブの優勝に関しては文句はありませんが、多くの人間が彼らのことを面白くない、見取り図が優勝でよかったというコメントをSNSに書いていました。笑いの好みは人それぞれなので、そのような意見があるのは当然だと思います。しかし、M-1の公式アカウントにマヂラブへの批判を書き込んだりする人を見ると悲しくなります。私は面白さという点ではマヂラブが一番面白かったと思います。話芸という点では見取り図が上回っていました。でも見取り図はしゃべくり漫才で勝負するならもう少し突き抜けた笑いがないと優勝には相応しくないかなーと印象を受けました。
なので優勝については納得してるし、賛否があるのも納得してます。
しかし一点納得できない部分があります。それはマヂラブが漫才ではないという批判です。マヂラブのネタは動き中心で喋りのやりとりがなく、コントであるという意見をよく目にしました。そしてそのような人の大半が漫才とは喋り合うものだけを指すと思っているのではないでしょうか。
昔の漫才は何気ない会話にボケとツッコミを入れて成立させるいわゆるしゃべくり漫才というものが多かったです。皆さんの漫才のイメージはこれではないでしょうか。今でいうかまいたちやミルクボーイもこれに該当します。
最近の漫才もしゃべくり漫才が多いのですが、それと同じくらい多い型があります。それはコント漫才と言われるものです。コントのようにシチュエーションに入りこんでネタをすると言うものです。具体的に言うと、サンドウィッチマンのピザ屋のネタ、アンタッチャブルの娘さんを僕に下さいなどがあげられます。近年だと和牛やとろサーモンがあげられます。このコント漫才の最大の特徴はコントでも成立するところです。明確な違いは小道具の有無くらいでネタのパッケージとしてはコントと大して変わらないのです。ですが、このコント漫才をする芸人に対してこれは漫才じゃないと言う声はあまり聞きません。サンドや和牛がコントだと批判されているのはあまり目にしません。それはほとんどの人が漫才は2人で喋り合えばどんな内容だろうと成立していると勝手に認識しているからです。中身がコントでも全く気にならないのです。
実はマヂラブもカテゴリー的にはコント漫才なのです。何故マヂラブだけこんなにコントだと言われているのかというと、マヂラブのネタは喋りの掛け合いがほとんどないのです。片方がシチュエーションに入り込んで動き回って、それを遠くで見てる相方がボケるというスタイルなので必然的に喋りが少なくなります。同じコント漫才でも掛け合いがあるのとないのとでは見る人の印象が違うことがわかります。近年だとジャルジャルも同じように批判されていました。彼らはシチュエーションコントがベースではないのですが、喋りの掛け合いではないので漫才ではないと言われたのではないでしょうか。
漫才は喋りの掛け合いだという勝手な概念が今回の批判を産んだのだと思います。しかし、私は漫才というのはスタンドマイク一本で成立させる芸だと認識しています。それがどんなにコントっぽくても、掛け合いが少なくても漫才だと思います。近年、色んなスタイルが出てきたので漫才のスタイルも多様化してきました。だから、よりしゃべくり漫才が本来の漫才の形と認識する人が増えたのではないでしょうか?コントのような漫才はダメだというならば、サンドウィッチマンや和牛もダメということになります。コントと漫才を完全に差別化するべきという意見もありましたが、そうしてしまうとサンドや和牛のような面白いスターがどんどん見つからなくなってくると思います。実際、今の漫才師のほとんどがシチュエーションコントをベースにした漫才をやっているので、そういう人がM-1に参加しないとなると、お笑い界が盛り上がらなくなると思います。新しいスターが生まれる確率が低くなると思います。お笑いはもっとシンプルでいいと思います。漫才の定義なんてもっとシンプルでいいと思います。もちろん喋りの上手さを競う大会なのは間違い無いと思います。ですが、どんな内容であれスタンドマイク一本で面白いことをやればそれが漫才でいいんじゃないでしょうか?喋りだけが漫才の全てではないんじゃないのかと昨日の放送を見て感じました。
M-1準決勝ライブビューイングの感想2
今回のブログは前回の続きです。
M-1の決勝進出者についての感想を書きたいと思います。
アキナ
下馬評は高くなかったんでそこまで期待しませんでしたが、準決勝ではかなりウケてましたし、面白かったです。コント漫才で前半がフリになって後半に活きてくる構成は和牛を思い出しました。ちょこちょこカメラワークに助けられていたという感想を目にしましたが、それを抜きにしてもよくできたネタだと思いました。
最近のアキナのネタはあまり見ていなかったのですが、やっぱり面白いコンビだなと感じました。
やっぱり野田クリスタルは天才ですわ笑。
めちゃくちゃ笑った。彼らの面白さがもっとお茶の間に理解されればいいのに……。
王道のしゃべくり漫才ではないので、優勝は厳しいかもしれませんが、彼らのネタを決勝で観れるのが楽しみで仕方ありません。
あと上沼さんとの絡みも楽しみ笑。
見取り図
やっぱりあの安定感はさすがですわ。
けど、正直いうと決勝には残れないと思ってました。去年に比べるとパワーダウン感が否めません。けど決勝に残ったのはウケだけでなく、技術がしっかりしてるからなんだろうなーと思います。準決勝のネタだけで比べると、他のコンビに劣りますが、彼らのことなんで強いネタを隠しもってることに期待しときます。
錦鯉
去年の敗者復活からファンになりました。
おじさんが腐らずに頑張ってる姿に胸を打たれるんだよなー。でも同情じゃなくて、単にネタが面白いからファンになったんです。あと二人のキャラと人柄。本当に報われてほしい気持ちが強いです。準決勝のネタは本当に面白かった。まさのりさんのキャラが最大限活きてた感じがしました。このキャラが決勝でもウケたら優勝もあり得ると思います。何より私はファンなので決勝ではひいき目にネタをみたいと思います笑。
おいでやすこが
今年一番のダークホース。けど準決勝見てた人はみんな納得なんじゃないかなー。ウケ量だけでいったら1、2を争うくらいウケてました。
ユニットで決勝行くのは快挙ですが、よくよく考えると二人ともピン芸人としてはかなり優秀なのでそんなに不自然なことではないのかも。
特においでやす小田は毎年R-1決勝に残ってたし、ネタも毎回面白かったんですよね。対戦相手が悪かったから優勝ができなかっただけで実力は充分あります。
まぁR-1があんなことになったので、とりあえずよかったです笑。
ニューヨーク
準決勝のネタが面白すぎました。私の好きな感じのニューヨークでした。ニューヨークってネタに少し悪の部分が入ってる方が面白い気がします。今回も陰と陽でいうならば、陰のネタでした。去年のM-1では最下位で不完全燃焼だっただけに頑張って欲しいです。ネタのチョイスミスさえしなければ3組には残れると思います。
東京ホテイソンは毎年準決勝に行っててウケてるのに何故か決勝には行けてませんでした。
それが今回、初の決勝進出。本当によかった。
本人たちも言っていましたが、霜降りとスタイルが似ているので苦労もしたと思いますが、あのスタイルで毎年面白くなってるのは、はっきり言って異常です。今年のネタを見る限り、ホテイソンとしての完成形を決勝でみせることができるんじゃないかと期待しています。
オズワルド
オズワルドって毎回順番に恵まれないけどちゃんと爆笑をとるイメージがあります。
去年もミルクボーイの後だったし、今年もおいでやすこがの後でした。あんだけウケるとやりにくいはずなのに、自分たちの漫才ができて腕があるなーとすごく感じました。
自分はローテンポの漫才は苦手ですが、オズワルドは好きです。ローテンポなのに後半あれだけ盛り上げていくスタイルは結構革命的だと思います。去年はミルクボーイの後でちゃんとした評価をもらえていない気がしたので、今年は順番に恵まれて欲しいですね。
準決勝のネタを見る限り、ウエストランドと金属バットのどっちかが決勝いくんだろうなーと予想してたら、ウエストランドが決勝に行くことに。ウエストランドもお笑いファンの中では評価が高いのに、なかなかM-1で結果の出せないコンビでした。それが今年満をじしての決勝進出。今の流行りは相手を否定しない系の漫才なんですが、ウエストランドは毒舌漫才なので、それが決勝でどうウケるのか楽しみです。
以上が決勝進出者の感想です。
準決勝を見る限り今年は誰が優勝してもおかしくありません。予想するのもかなり大変な気がします笑。
決勝が待ち遠しいです。
M-1準決勝のライブビューイングの感想1
M-1の準決勝のライブビューイングに行ってきました。毎年、準決勝は面白いから行った方がいいと色んなお笑いファンが言ってるのを聴いていたので、今回行くことができて本当によかったです。
去年のレベルが高すぎてハードルがかなり上がってたけど、今年もレベル高いなというのが観戦しての感想です。
決勝のメンバーについては異論ないです。
しかし、レベルが高すぎてこれだけウケてても落ちるんだという組が何組かいたので、そちらを紹介してからファイナリストの感想を言いたいと思います。
・落ちたけど面白かったコンビ
金属バット
正直、漫才が終わった後、決勝行ったなと思ったんですけどねー。出番順が早かったかなーっていう印象です。僕としては敗者復活で一番上がって欲しいコンビです。あのウケと人気を加味したら一番ふさわしいのではないかと思います。単に私が金属バットのファンなだけなんですけどね笑
いっつも思うけど、細かいところを切り取ってその設定を広げるのが上手いなーと思います。
今回もそういう感じのネタでしたが、大きな展開がなかったので落ちるのはしょうがないかなと思いました。私は面白いと思いましたが。
ただ、ニッポンの社長はコントの方が向いてるんじゃないかなーと見て強く思いました。
ランジャタイ
一言でいうと意味がわからない笑。けど不思議と面白く感じるんだよなー。あの世界観にハマる人もきっと多いはず。でも準決勝敗退は納得してしまった笑。M-1で勝つにはもっとわかりやすくしないと。まだトムブラウンの方がわかりやすいかも笑。
からし蓮根
前からファンでよくネタはチェックしてました。ネタの完成度はまだ若いのにずば抜けてると思います。なので今年も期待していたんでしたが、イマイチのウケでした。
今回のネタを見て真っ先に思ったのは、なんでこのネタをチョイスしたんや!でした。
2回戦でやったネタを改良したものを準決勝でやったのですが、多分大半の人がボケの内容をわかっていたからイマイチのウケだったんだと思います。あのネタが今年一番の出来だと思って出したのかもしれませんが、僕からしたらもっと面白いネタあっただろと強く感じました。好きだから少し残念ではあります。敗者復活ではいい意味で期待を裏切るくらいのネタを期待してます。
キュウ
ローテンポ漫才で最初の方はややウケが続いたし、ボケの内容も予想できたのでつまらなかったです。しかし、後半爆発する瞬間があってすごく印象に残っています。ローテンポの漫才でもある程度闘えるんだなと感心しました。
ニッポンの社長と一緒で捉えるところはすごく面白いんですが、展開が一本調子でつまらなく感じるんですよねー。コント師としてのクセが漫才にも残っているのかも。クオリティは高いのは間違い無いんですが。でも他のコント師みたいにコント漫才じゃなくて、しゃべくり漫才だったのは好感が持てます。
自分はコウテイのネタが好きではありませんでした。勢いだけで何を言ってるかわからないし、ボケの内容も理解できなかったからです。
しかし、今回のネタはわかりやすかったし、ネタの内容も面白かったです。M-1用にネタを仕上げてきたんだろうと感じました。ネタが終わった瞬間、決勝いったなとも思いました。そのくらい面白かったです。僕も好きではありませんでしたが、これを機にネタを見直そうと思います。
学天即
ラストイヤーです。個人的にはいってほしいという気持ちが強いコンビです。ネタも面白かったです。ただ学天即は優秀すぎるんですよねー。いっつも平均80点以上のネタを出してる感じなんですが、90点を超えるネタはあんまりないんですよねー。面白いんだけど、もっと爆発するネタじゃないと決勝にはいけないなという印象を受けました。学天即自体は大好きなんで、敗者復活では爆発するネタを期待したいですね。
ぺこぱ
ぺこぱはネタのフォーマットを見る限り、今年は厳しいと思ってたし、期待もそこまでしてませんでした。でもそのフォーマットを逆手にとった漫才を見せてくれて驚きました。しかもとても面白かったです。ネタの内容はいいませんが、もう少し張り切ったネタにしていれば多分決勝に行けてたんじゃないかと思います。何よりあんなに忙しいのにM-1に向けて仕上げてくる姿勢に感動しました。
期待度は高かったし、勢い考えると今年は行くんじゃないかと思ってました。実際、準決勝のネタも面白かったです。しかし、そこまではねませんでした。順番もあったと思いますが、ネタの構成が少し無理矢理感はあった気がします。ベイビーワード先行でネタを考えてるから構成に難があるのではないかと個人的に思いました。もっと構成を工夫すれば、ベイビーワードがもっと活きると思います。今のままでも十分面白いですが、伸びしろも充分感じました。
敗者復活、そして来年以降にすごく期待が持てるコンビです。
タイムキーパー
結成2年目でしたっけ?
それにしてはネタの完成度が非常に高い。
前半のフリを後半で回収するベタな漫才でしたが、面白かったです。2年目のクオリティではありません。ただ順番が悪かった気がします。お客さんがまだ笑う準備ができていなかった。
けど来年には決勝行ってそうなくらい私の中では面白かったし、期待値は高いコンビです。
以上が敗退したけど印象に残ったコンビです。
決勝進出者の感想についてはまた今度。
11.7大阪の対戦カードについて
本来ならば、ファンになって初めてのG1観戦の感想や今後の展望の考察などを書きたかった。しかし、あまりにも大阪の対戦カードに腹が立ったので先にこちらを書かせていただく。
第一試合から第四試合までは概ね納得はしてる。しかし、問題はメインとセミである。
1.権利書の必要性
毎年、G1で得たベルトへの挑戦権利が権利書となってそれを争うのは納得いかない。今年に限って言えば、飯伏はG12連覇という偉業を達成したのだから、自動的に東京ドームのメインに決定でいいと思う。いくらジェイに発言権があるとはいえ、東京ドーム戦でジェイが挑戦する未来はファンが望んでいない。
2.なぜ2冠戦なのか?
一番の怒りポイントはここである。神宮大会が終わった後、内藤はIWGPとインターコンチの防衛戦を別々にやりたいと発言していた。にもかかわらず大阪で2冠戦をやるだけではなく、東京ドームの挑戦権利書にも既に、2冠戦を行うと明記されていた。なぜ会社側は内藤の発言を聞かないのだろうか?2冠戦を別々に行うという内藤の発言を支持するファンは多いはずだし、チャンピオンの発言は尊重するべきだろ。
オカダのKOPWは承認するくせに、これじゃあ何のために内藤はロスインゴを作ったのだろうか……。
3.EVILの猛プッシュ
新日側はEVILを人気レスラーに押し上げたいのだろうが、それがかなり裏目に出ている気がする。支持を集めたいのならまず乱入と金的をやめろ。これじゃあEVILというレスラーの価値を下げるだけだぞ。それにヒールレスラーでファンの支持を集められないやつは、ただの嫌われ者と変わらないぞ。ロスインゴ結成当時の内藤も金的や乱入は行っていたが、試合は成立させていたし、何よりファンの支持があったからチャンピオンになれたんだよ。やはりファンが納得する人間をチャンピオンにしてほしい。個人的にはEVILよりも飯伏やSANADAに早くIWGPをまかせてあげて欲しい。たしかにまだまだ足りない部分はあると思うが、ファンの支持率に関して言えばEVILよりもはるかに上なのだから。あと新日側はEVILを変にヒールとして売り出すのはやめたほうがいいぞ。あと内藤と一緒に売り出したいのだろうけど、内藤にとって得は一つもないからやめてあげてほしい。ただでさえ体ボロボロなのに、これ以上意味のないことはやめてほしい。
もちろんEVILが中途半端なヒールレスラーになろうとしてるのは、EVILの自己プロデュース能力がないからなんだろうけど。
まとめると、会社側はベルトやチャンピオンの価値をこれ以上下げるのはやめてほしいし、EVILもチャンピオンとして支持されたいのであれば、もう少し自己プロデュース能力を磨け。
りんご音楽祭について
先日、開催されたりんご音楽祭というフェスが派手に炎上している。
理由は感染対策が不十分だったことだ。
私も画像を見たが、ソーシャルディスタンスを無視していたり、モッシュが起こっていたりと
今の状況にそぐわない光景が広がっていた。
マスクや消毒は行っていたらしいが、感染に関しての明確なルールはなかったらしい。
主催者側もいつまでも従来とは違うライブを行っていても音楽シーンは後退していくばかりだという見解なのだろうか。だったらそれは間違いであると思う。何事にも段階というものがあるし、これでクラスターが出なくても、音楽シーンが息を吹き返す訳ではないと思う。
この状況では一気に元の状態に戻すのではなく、少しずつ戻していくことが大事だと思う。
また、継続して感染者を出さないライブを継続していくのが大事であると思う。今の状況でモッシュ解禁したら一ヶ月しないうちにクラスター起こると思う。
それに一番許せないのは、いろんな音楽関係者がどうすれば開催できるのかということに頭を悩ませてる状況のなかでこれをすることである。今は開催するだけでも叩かれるのに、少しでも音楽シーンを良くするために行っている努力を踏みにじってる。はっきり言ってりんご音楽祭のやってることは音楽シーンを進展させるとかじゃなくて、単なる自己満足だし、その自己満足に多くの人を巻き込まないで欲しい。
今まで書いたことは主催者に関することだが、他にも不満がある。
まずは演者である。出演を快諾した時点で感染対策について聞かなかったのか?聞いた上で出演を快諾したのか?どちらにしても問題だと思う。客に対する安全の配慮が主催者同様欠けていたと思う。
最後に客である。モッシュという行為は自ら参加しないと起こらないものである。それを自分から起こすというのは、いかに安全面の意識が欠けているかわかる。
フラストレーションが溜まっているのはわかるが、我慢するべきだろ。
ライブに限らず、こういう意識の人間が多いから終息しないんだということをわかってほしい。
結局、りんご音楽祭に関わった人間はみんな自分勝手だと思う。音楽シーンを進展させたいという気持ちは持ってたかもしれない。普通の日常を早く取り戻すためにやったのかもしれない。しかし、その思いを持っているならばもっと方法があったはず。他の人たちのことを全く考えてない。
クラスターが結果的に出なくても許させる行為ではないし、りんご音楽祭が無事だからといって普通のライブに戻ることは絶対ない。それだけはわかってほしい。